ウィズ・コロナ社会における新たな課題を問う

10月15日、エルおおさかにて、2020年度の連合北河内地域フォーラム議員団会議が開催されました。各行政区からの報告のなかで、今回、私の方から枚方市の議会報告を行いました。

 

▲連合北河内地域フォーラム議員団会議で議会報告

枚方市議会の9月定例月議会は、9月7日~10月12日の36日間にわたる長丁場でした。

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大がまだ収束しない中での開会なので、議会運営上、1時間ごとの換気や、演壇・発言席、傍聴席等に飛沫感染防止シートの設置などの配慮が行われました。

 

 

本議会では、31議員中28議員が、4日間にわたり、一般質問を行いました。

 

 

また、この時期に行う令和元年度決算の認定は、13委員でなる決算特別委員会を設置し、一般会計、7特別会計、3事業会計の11件の認定と未処分利益剰余金の処分議案2件を付託し、会期中に5日間の審議が行われました。私たちの会派「連合市民の会」からは番匠議員と私、奥野みかの2人が委員となり、決算認定の審議に加わりました。決算特別委員会でも、執行側の出席者は最小限で行うこと、1時間ごとの換気、飛沫防止ガードの設置、委員の持ち時間の3割カット等、運営面での配慮が行われました。

 

 

枚方市の実質収支は、平成14年度以降18年連続の黒字、令和元年度も16.5億円の黒字です。単年度収支も黒字に転じています。しかし、年度末時点で新型コロナウイルス感染症の影響が出始めていたことから、財源としての財政調整基金の残高を最大限確保するために、実は予算編成時に予定していた各種基金の運用や充実を見送った結果の決算であり、市債残高は、前年度比15億円増の1,057億円となるなど、本市財政はすでに大きなダメージを受けており、将来に対する大きなリスクを背負っています。決算特別委員会の質問を通して、見かけ上の黒字に惑わされてはいけない、将来リスクがあることを指摘しました。

 

 

さて、令和2年度、史上最大となる当初予算 1,508億円は、これまでの議会を通して、11件の補正予算議案が可決された結果、合計499.5億円の増額となり、今回補正後の一般会計予算額は 2,007.5億円となっています。このうち、新型コロナウイルス関連は約478億円です。ここには、国の特別定額給付金事業費402億円を含みますし、多くの事業に国の財源の充当が予定されていますが、市負担分も約52.9億円と多額になっています。

 

 

スピード感も大切ですが、多額の税金の投入が、新型コロナとの共存の時代の皆さんの暮らしの安心に本当につながっているのか、支援を必要とする皆さんに適切な支援が届いているのか、懸念も残ります。また、従来の発想や構想を見直すこともなく、状況判断も財政状況判断も説明せずにどんどん具体化だけを進めようとする枚方市駅周辺再整備のための大型開発やコロナ禍で経営が厳しい市立ひらかた病院の財政をさらに悪化させかねない行財政改革の取り組み等、今の市政運営には数多くの疑問があります。

 

 

そのような観点から、8項目の課題を質問するため、今議会の一般質問に臨みました。

 

新人議員として1年半。今回の議会で4回目の一般質問の機会となりますので、事前のヒアリングや当日の発言においても、少しずつ要領を得てきたのではないかと思っています。

 

ウィズ・コロナの社会において、「誰一人取り残さない」SDGsや人権の視点に立つことも重要です。そして、市民とともに考える姿勢を持ち、的確な状況判断・財政判断を行い、枚方の未来に禍根を残す引き金を引くことのないよう、しっかりと市政を見ていかなければならないと思っているところです。皆さんのご意見・ご要望を聞かせていただければ嬉しく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。